クラチャンとメンタル

マッチプレーで負けたとき気づいたクラブ選手権で勝てないメンタル

この記事はこんな方におすすめ

  • マッチプレーでやってはいけないメンタルを知りたい
  • マッチプレー特有のメンタルの歪みを知りたい方
  • 直ぐにできるマッチプレーでのメンタルを保てる方法が知りたい方

あなたがこの記事を見ているということは、マッチプレーに負けないようにするにはどうすればよいかを考えているのではないかと思います。

筆者は2022年2月現在までに3回クラブチャンピオンになっています。
しかしクラブ選手権に出場した5回のうち2回目と3回目がマッチプレーで敗退した試合になりました。

敗退したのには技術レベル以外ではっきりとした原因があると思っています

これを認識して適切に対応したところ、次のクラブ選手権では再度優勝することができました。

この記事ではマッチプレーに負けたときのメンタル明日から実践できるメンタルの保ち方を紹介していきます。

マッチプレーとという競技形式とは

マッチプレーは、ホールごとに勝敗を決定します。

そして、その勝ったホール数が多い人が勝者となる競技形式です。

勝ったホール個数が増えていくと、最終的に残りのホールで挽回できなくなる状態になる時が来ます。

この「挽回できなくなったとき」にマッチプレーの勝敗が決まります。

例えば、
2ホール多く勝っている場合を「2UP」といいます。
このままホールが進み、残り1ホールとなるともう負けている方はこの差を覆すことができません。
こうして勝敗が決定することになります。

クラチャンを競う選手層の技術レベルには結構幅がある

一般的なメンバーシップのゴルフコースでは、クラブチャンピオンを競う選手層はおおよそ同じくらいです。

クラブ選手権に出場する選手層

  • ハンディキャップ10~14 3割
  • シングルプレーヤー 5割
  • 5未満の片手シングルプレーヤー 2割

おおよそこれぐらいのイメージです。

この中で毎回ハンディキャップ順、つまりゴルフのスコアが良い順にクラブチャンピオンになるかというとそうではありません。

ストロークプレーでは圧倒的なスコアを叩き出す人でも、マッチプレーではなかなか勝てないという人も多いです。

ハンディキャップで10ぐらいの差は覆せてしまうぐらい番狂わせが起きるのがマッチプレーなのです。

ただし毎年プロの競技が行われるような名門コースではそうはいきません。
プロ崩れのゴルファーがわんさかいると、正直準決勝にも潜り込めません…
あくまでも「一般的なメンバーシップのゴルフ場」での話になります。

なぜマッチプレーで番狂わせが起きるのか

クラブ選手権における選手層は結構幅があるにも関わらず、番狂わせが起きるマッチプレー。

本来は実力差はあるはずですが、スコア通りに勝敗が決まらないのはなぜでしょうか。

その理由はにはメンタルが関係してきます。

大きな実力差を覆せてしまうのがメンタルなのです。

逆手に取れば、あなたがそのゴルフ場で一番の名手でなくともクラブチャンピオンを目指せるのです。

マッチプレーにおけるメンタルの重要性とゴルフに与える影響

マッチプレーで番狂わせが起きる原因で最も大きなものは「メンタル」です。

自分がマッチプレーで敗退したときの原因もこれがかなり大きな部分を占めていたと思います。

こちらの記事ではゴルフにおける良いメンタルと、悪いメンタルについて解説しています。

マッチプレー特有の負けるメンタル

ここでは特に自分が負けてしまった理由を考えると、マッチプレー特有の悪いメンタルの状態を見つけました。

大きく2つを紹介します。

相手のプレーを見て焦ってしまった

マッチプレーでは対戦相手とホールごとに勝敗を競うので、どうしても相手のプレーが目に入ってしまいます。

自分が勝っていて優位にプレーできていると良いのですが2~3ホール立て続けに負けてしまうと焦ってしまいがちです。

さらに先に相手がナイスショットでワンパット圏内に寄せてしまっている時など焦らないわけがありません。
この状態は自分に無理なショットを強制してしまいがちです。

自分が敗退した時も、
最低限同じくらいに寄せないと……といった心境が芽生えました。

もちろ最善を尽くすことは言うまでもないですが、「相手よりも良い結果を!」と思うのは危険な考え方です。

仮に相手のことを考えるとしても、


自分の方が寄らなくてもそこからワンパットで入ってしまえば逆に相手にプレッシャーをかけられる。
とりあえずできるだけのことをしよう

というくらいドンと構えていた方が結果は良くなります。

対戦相手との関係性が気になってしまった

メンバーシップのゴルフ場では「対戦相手のことをよく知っている」ということが生じます。

自分が負けてしまった相手は共に医師の方です。
よく一緒にプレーしていてお互いよく知っていた間柄でした。

さらに自分が将来目指していた職業であったということも気になった要因のひとつかと思います。

日頃多忙な医師に比べて学生だった自分の方が練習時間は取れている。

といった根拠の無い自信で、当然勝てるものと思ってしまっていました。

無駄な気負いがあると、少しでも相手が良いプレーをするとさらに焦ってしまいます。

小さなミスが大きな焦りを生みます。

これにより自分本来のプレーができず、
1ホール、また1ホールと負けていき、どんどんスコアを崩していきました。

プレー後に「なんだか自滅しちゃったね、別人みたいだった。」と言われたことが印象的でした。

危険なメンタルは「相手との比較」

ゴルフで危険な考え方は「相手との比較」です。

自分のプレーができないということは、普段どおりのゴルフはできずスコアも安定しないということです。

この普段どおりでないゴルフというのが問題です。
ミスがミスを生むため、とめどなくスコアが増えていってしまいます。

この相手との比較をどれだけ抑えられるか。
これがマッチプレーでは特に重要です。

メンタルが揺さぶられるのは相手も同じ

マッチプレーの面白いところは相手も同じ立場であるということです。

マッチプレーに強い人は常に自分のプレーをしようと考えています。
それが一番良いと知っているからです。

しかし、それは「努力して」普段どおりにしようとしているのです。

相手にも心が揺さぶられる瞬間があるはず
揺さぶられていることを表に出さないかもしれません。

しかし、負けが込んでくると必ず焦りが生じます。

できるだけ焦り始めるのを遅くする。
相手よりも焦らずにプレーができればそこに勝機が見えます。

焦るとかんたんにスコアを崩します。
ゴルフのレベル差があっても、かんたんに覆ってしまいます

これに賭けましょう。
そのためにもメンタルを保つ方法が大事なのです。

すぐにできて即効性のあるマッチプレーでのメンタルの保ちかた

特にメンタルトレーニングが必要なく、すぐにできて即効性のある方法を一つ良い方法をお教えします。

マッチプレーでは 1ホールごとに◯UP、◯DOWNと勝敗が決まっていきます。

それではスコアカードにはどのように記載しますか?

ほとんどすべての人が勝った人の行に◯をつけたり、自分の列に◯や✗をつけています

つまり、スコアカードにはスコアではなく、勝敗の記録しかつけていないのです。

ここで「スコアカードにはスコアを書くようにすると良い」というのが私からの助言です。

スコアカードには普段実際に打ったスコアを付けているはず。
マッチプレーでその普段していることを変えるのはよくありません。

これをすることにより私は自分のゴルフに集中することができ、
次のクラブ選手権では優勝することができました

ただいつもどおり「スコアを書く」というだけで普段どおりの考え方にも戻れます。
ぜひやってみてください。

自分がホールアウトせずに勝敗が決まったホール(すなわち負けたホール)が生じますが、
このときはその後をイメージしてホールアウトしたまでのスコアを書いておけばよいです。

ゴルフのメンタルでおすすめの本

ゴルフのメンタル関連でおすすめの本を3冊紹介します。

どの本も似た部分が多いので、読むなら1冊をじっくり読むのがおすすめです。

マッチプレーで負けたとき気づいたクラブ選手権で勝てないメンタル まとめ

まとめ

  • マッチプレーではゴルフの実力差がメンタルでかんたんに覆る
  • 相手も同じ立場なので、「相手よりも焦らないようにする」ことが大事
  • スコアカードには勝敗ではなく、実際のスコアを書くべき
  • この記事を書いた人
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Dr.マリガン

みんなでマリガン!管理人の
『Dr.マリガン』です。

一般ライターの記事では読めない、
上級者ゴルファーならではの視点でゴルフ情報を発信しています。

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実績は
30代現役専門医
4歳からゴルフを始める
高校2年生でクラブチャンピオン
クラチャン3回
県アマ メダリスト
東医体優勝
全医体優勝
最高JGAハンデ+1.0

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