この記事はこんな方におすすめ
- プロV1, V1xの良さを知りたい方
- 上級者のゴルフボールの選び方を知りたい方
- プロV1とプロV1xのどちらを使えばよいか迷っている方
こちらのぺージをご覧になっているあなたはタイトリストのプロV1やプロV1xに興味があるのではないでしょうか。
今使うゴルフボールをどれにするか迷っているかもしれませんね。
この記事では、ゴルフ上級者がなぜタイトリスト プロV1シリーズを好んで使うのか、
そしてV1かV1xのどちらを選ぶか決める際に何を重視しているのかといった点を紹介します。
タイトリストのボールがツアーでの使用率No1

タイトリストのプロV1シリーズは男子・女子ともにプロゴルファーの中で最も使われているゴルフボールです。
2020年は74%ものツアープレーヤーが使用しています。
タイトリスト一強の時代は長く、過去10年以上プロV1シリーズは使用率トップとなっています。
更に全米オープンに限れば1949年以降70年以上もタイトリストのボール使用率がNo1となっています。
圧倒的な支持率ですね。
プロだけでなくアマチュアゴルファーにも人気

アメリカのアマチュアに行った2019年の好きなゴルフボールアンケートでもプロV1/プロV1xが抜群に支持されています。
このアンケートでは回答者の多くがハンディキャップ15~5までの上級者でした。
そのため プロV1/プロ V1xが上級者にも好まれていることがわかります。
また国内のトップアマも同様です。
関東アマチュア選手権や県アマチュア選手権などでトップアマの方とプレーしたことがありますが、大半の人がプロV1シリーズを使用していました。
プロV1/プロ V1xの特徴

プロV1シリーズはスピン系ボールに分類されます。
一般的にスピンと飛距離は両立が難しいとされています。
しかしプロV1シリーズはボールの中に3~4層の異なる硬さの層を作ってスピンと飛距離をハイレベルで両立させているのです。
長年に渡って高い性能を維持しており、タイトリストのブランド力は抜群です。
上級者は飛距離性能だけでなく、ショートゲームのスピン性能を必要としています。
プロV1シリーズはこれらの性能が卓越しているため多くのプロや上級者が使用しているのです。
プロV1/プロV1xのスペック(2021年モデル)

タイトリスト プロV1
・カバー:ウレタン
・構造:3ピースボール
・ディンプル数:388
・コンパクション(硬さ):89
・打ち出し角:中
・スピン量:中
・生産国:アメリカ合衆国、タイ
タイトリスト プロV1x
・カバー:ウレタン
・構造:4ピースボール
・ディンプル数:348
・コンパクション(硬さ):97
・打ち出し角:高
・スピン量:高
・生産国:アメリカ合衆国、タイ
プロV1/ V1x どちらを選べばよいか

2016年以前ではプロV1はスピン重視、プロV1xは飛距離重視といったイメージがありました。
これはプロV1のほうが柔らかく、V1xのほうが硬い。
そのためV1のほうがフェースに食いつき、V1xのほうが弾く。
タイトリスト側もかつてはそのように性能を表記していました。
しかし近年はこの「飛距離重視ならV1x、スピン重視ならV1」というイメージが変わってきています。
迷ったらプロV1x!!
現在のプロV1シリーズは飛距離性能とスピン性能と高次元で融合しています。
そして、2019年以降は飛距離重視なプロV1xのほうが、V1よりもスピン性能が高くなっているのです。
つまり
プロV1xは飛距離・スピン性能どちらもプロV1を凌駕しているのです。
そうしたらプロV1を選ぶ人はいないのではないかとさえ思ってしまいます。
それではなぜプロV1が残っているのでしょうか。

筆者もプロV1xを使用しています。
柔らかいプロV1のほうが風に強い

プロV1の性能表記をもう一度見てみてください。
打ち出し角がプロV1xに比べて低くなっています。
これは風に強いボールが打ちやすいということになります。
また、弾道が低い方がボールの曲がり幅が小さくフェアウエイに残りやすいメリットもあります。
柔らかいボールの特徴
- スピン量が少ない
- 弾道が低くなりやすい
実は「打感」がショートゲームでとても重要

「打感」はボールを選択する上でとても重要な要素です。
特に打感が重要になってくる場面はショートゲームやパッティングです。
ゴルフは100ヤード以内がスコアの半分以上を占めますので、決して軽視できません。
ドライバーショットは最大飛距離を求めることが多いですね。
10ヤード単位で距離をコントロールすることは少ないでしょう。
しかしアプローチでは数ヤード、パッティングでは数10cmの差を打ち分ける必要があります。
打つ距離が短くなればなるほど「距離感」がとても大事になってくるのです。
「打感」がイメージと合わないと大オーバーや大ショートしてしまう可能性が上がってしまうのです
打感がイメージと合いにくい場合とはどんなときでしょうか。
ここでパターやウェッジのフェースの打感が鍵になります。
打感が柔らかいと押し出す感じ、硬いと弾く感じになります。
フェースからボールが離れるまでの時間の感覚が違うのです。
パターの打感、ボールの打感が両方とも柔らかかったり硬かったりすると
インパクトで力を抜いてしまったり、強く入ってしまいやすくなります。
理想的な組み合わせは次のとおりです
打感の理想の組み合わせ
- 打感が柔らかいパター+硬いボール
- 打感が硬いパター+柔らかいボール
こうすることで適度にボールを押し出せて方向をコントロールできて、
適度に弾く感じがあるので距離感をコントロールしやすくなるのです。

私は「打感が柔らかいパター+硬いボール」に当てはまります。
やわらかい打感のパターを使用しているので
ボールは硬めのプロV1xを使用しています。
プロV1/ プロV1xのどちらがあなたに合っているのかをまとめると、
打感
- 柔らかいほうが好き・・・プロV1
- 硬いほうが好き・・・プロV1x
- フェースが柔らかいパターを使っている・・・プロV1x
- フェースが硬いパターを使っている・・・プロV1
球筋
- 低いほうが好き・・・プロV1
高いほうが好き・・・プロV1x - ボールを曲げたくない・・・プロV1
風に強いボールが打ちたい・・・プロV1 - ボールを曲げたくない・・・プロV1
風に強いボールが打ちたい・・・プロV1 - 飛距離、スピンを最優先する・・・プロV1x
低い球筋や曲がりにくさをボールに求める人・・・プロV1
このようになります。
プロV1/プロV1xは「品質にバラつきがない」

プロV1シリーズが支持される理由は、ボールの品質が高いだけでなく、ばらつきがない点にあります。
いくら性能が高いとされていても、品質にバラつきがあれば使い物になりません。
100個集めて品質の良いボールだけ使うなんてことはできないからです。
どこで買っても、どのボックスを買っても、どのボールを使っても同じ性能である。
これがプロV1/プロV1xでは保証されているのです。
また、プロが使用しているボールは特別なルートで支給されていると思われているかもしれません。
しかしプロV1シリーズについていえば実に9割以上のプロが市販されているものと同じボールを使用しています。
プロ支給品が別の生産ラインで作られているわけではないのです。
つまり、我々アマチュアゴルファーが普通に手に入れられるような市販されているボールもプロの要求に耐えるレベルということです。
品質を測る指標
- 重量
- センターのズレ
- カバーの厚みの不均一
- カバーの傷
プロV1シリーズでは市販されているダース買いで、これらの項目で問題があるボールが全くありませんでした。
また、このデータはアメリカで取られたものなので並行輸入品でも同等の品質が保たれていることになります。
悪い品質の例を挙げると
テイラーメイド TP5X(2021年)や
SRIXON Z-Star(2019年)では、
6%の確率でカバーの厚みが不均一になっていたそうです。
つまり3ダースに2個の割合で品質の悪いボールが入ってしまっているのです。
特にこれらのボールはプロV1シリーズと同等の性能を持ったボールです。
プロV1/プロV1xは、性能の個体差がないため安心して使用できます。
1打を縮めたい上級者にはこのことが最も重要なのです。
生産国が違っても品質は一緒
生産国はアメリカとタイがありますが、どちらでも品質の違いはなかったというデータがあります。
こういった点からも、高い品質を求めて生産国を選り好みする必要はないでしょう。
おすすめの購入方法
品質が高いレベルで保たれているということは世界中で検品がしっかりしているということになります。
つまりプロV1/ プロV1xは「どこで買っても」同じ品質なのです。
これはゴルフ5などの実店舗でも、amazon・楽天市場などのネットショッピングでも、
更には並行輸入品でもどれでも良いということになります。
となれば最も安い購入方法を選んでよいということになります。
おすすめはネットショッピングや、並行輸入です。
特に円高の場合、よりリーズナブルな値段になるのでおすすめです。
並行輸入ではフェアウェイゴルフがおすすめ
並行輸入ではフェアウェイゴルフをおすすめしています。
フェアウェイゴルフはアメリカに本社を構え、
アメリカ国内、各メーカーから直接仕入れの正規品のみを取り扱っているネットショップです。
こちらのシューズの選び方の記事でも紹介しましたが、筆者もよく利用しています。
デメリットはアメリカからの発送となるため、商品到着まで1週間前後かかります。

私は円高の時を狙ってまとめ買いしています。
相対的に安く購入できます。
プロV1/プロ V1x どちらを選ぶか決める要素 まとめ
- どちらを使うか決めるにはパターやウェッジの「打感」が重要になる
- 最高の飛距離とスピン性能を求めるならプロV1x
- 低い球筋や曲がりにくさをボールに求めるならプロV1
- プロV1/プロ V1xは性能の個体差がないため安心して使用できる
- 品質が保たれているためネットで購入しても問題ない
- 迷ったらプロV1xを使いましょう
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アマチュアゴルファーがボールを選ぶ理由として
『ツアープロが使うボールかどうか』がボール選びに関係するか?
というアンケートでは71%の人が影響しないと答えています。
これは多くのアマチュアゴルファーがボール自体の性能を高く評価しているしていることが見て取れます。