この記事はこんな方におすすめ
- レーザー距離計でピンまでの距離しか測っていない方
- ショットの前に様々なリスクを知っておきたい方
- レーザー距離計を有効利用したい方
この記事をご覧の方はレーザー距離計を有効活用できていますか?
レーザー距離計をお持ちということは、ピンまでの距離を測りたくて購入したのではないでしょうか。
ルール改正により競技でも使用可能になったレーザー測定器ですが、
ピンまでの距離だけ測っているのはもったいないです。
ショットのリスク評価のためにレーザー距離計を有効活用してみませんか?
この記事ではクラブチャンピオンに何度もなった医師の筆者が、
「ラウンド中に測定しておくべき様々な距離」について解説していきます。
目次
レーザー距離計とは
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2020/12/71QTf0tAcwL._AC_SL1500_-3-300x250.jpg)
レーザー距離計はレーザーを使って距離を測定する装置です。
レーザーが対象にあたって跳ね返ってくることを利用して距離を計測します。
もともと軍や建築現場などの測定用として使われていたのが、ゴルフ用に転用されました。
レーザー距離計の基本的な使い方
ポイント
- レンズから目標物を覗く
- 目標物を中央の照準に合わせる
- そのまま保ってボタンを押す
これによって最近の機種では600ヤード以上の距離が測定できます。
ピンのような細いもので計測するときは、数秒連続で照射されたレーザーで最も距離が短いものをピンにあたったものと認識して表示します。
レーザー距離計とルール
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2020/12/board-3772063_1280-500x323.jpg)
2019年にゴルフルールが改正されて
「2点間の距離を測る機能」のみ
が認められるようになりました。
これまで距離の測定自体が禁止されていましたが、
「play fast」の観点からプロの競技でも使用されるようになったのです。
高機能機種では、高低差や、方角などもわかりますがこれらの測定は認められていません。
競技で使用する予定がある場合は、高低差や方角の表記がされないものを選ぶと良いです。
機能をOFFできますが、あらぬ疑いをかけられるのは避けたいものです。
競技を意識したレーザー距離計の選び方はこちら
ゴルフコースで知りたい距離
ショットする前に知っておきたい距離を挙げていきます。
筆者も通常のラウンドや競技のときに下記の距離を測定して、
「打ちたい距離」だけでなく「打ってはいけない距離」も意識してクラブ選びをしています。
ショットの前にリスクの評価をしておくことはスコア改善にはとても大切です。
【王道】ピンまでの距離
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2020/12/john-such-XhQahuFDq1E-unsplash-500x335.jpg)
レーザー距離計で測るものと言ったらまずはピンまでの距離でしょう。
メーカー側も細いピンでも正確な距離が出せるように日々改良が重ねられています。
1ヤード単位で示してくれるので心強いです。
しかし、せっかくいろいろなものの距離がわかるのですから他の有益な情報も手に入れてしまいましょう。
グリーンの奥の林や斜面【セカンドショット】
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2020/12/N9A4017-1-500x333.jpg)
ピンの距離がわかっても、その前後距離について気にする人は多くないようです。
ピンまでの距離がわかったら、ついでに奥の林や斜面までの距離も計測しましょう。
これで、グリーンをオーバーするおおよその距離がわかります。
絶対に超えてはいけない距離を知っておくのは大切です。
グリーンの前後のエッジ【セカンドショット】
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2020/12/allan-nygren-xvKQuNtOhI-unsplash-500x333.jpg)
やや測定が難しいですがグリーン前後のエッジが測定できれば
グリーン自体の大きさを知る事ができ、クラブ選択の助けになります。
グリーンの大きさはだいたい20~30ヤードのことが多いです。
ピンの位置でおおよそ2~3番手変わります。
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2021/11/ym375010557211104222347.png)
ピンの位置と、グリーンの大きさを考えて
よりグリーンに確実に乗せられる番手を選びましょう!
フェアウエイバンカーや池までの距離【ティーショット】
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2020/12/yuri-efremov-7f5-IB0mlyw-unsplash-500x281.jpg)
ティーショットで、池やフェアウエイバンカーには入れたくないですよね。
絶対に入れたくない場合は、池やフェアウエイバンカーまでの距離を測定して
「届かないクラブで刻む」というのも立派なマネジメントです。
自分はあのバンカーや池を超えられるのか、
ミスショットした場合に入ってしまう確率はどれくらいか
こういったことを見積もってクラブを選択しましょう。
ドッグレッグした奥の林までの距離【ティーショット】
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2020/12/john-such-I2bCx_tzwh8-unsplash-500x312.jpg)
同様にティーショットで突き抜けてしまうかもしれないような
ドッグレッグ(曲がった)ホールも
届くかもしれない奥の林までの距離を測定しておくとよいです。
届くか届かないかギリギリのクラブでソワソワして打つよりも、
絶対に届かないクラブでしっかり打ったほうが、
インパクトも緩まず、ミスショットが防げます。
グリーン手前のバンカーや池までの距離【アプローチ】
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2020/12/edewaa-foster-V2xlPVSnMYA-unsplash-500x333.jpg)
グリーン手前のバンカーや池を超える距離も知っておくべきです。
この距離は
「絶対に超えなければならない距離」です。
ピンやグリーンを狙っていても、自分のショットの誤差を加味して、
少し大きめのクラブを持った場合もあるかもしれません。
そんなときに必要な情報は、
グリーン手前の池やバンカーを超える距離なのです。
ドライバーの飛距離
今日イチのティーショットの飛距離を知りたいことはありませんか?
このときはボールの位置からティーグラウンドを見て
斜面や生け垣までの距離を測るとおおよその飛距離がわかります。
測りたいものが直接見えないとき
池やバンカーの手前の縁までの距離が知りたいときや、
打ち上げで測りたいところになかなか狙いが定められないときもありますよね。
そんなときは測りたいものの近くの木や前の組の人までの距離を測りましょう。
そうすればおおよその距離がわかりますね。
1ヤード単位で正確な距離がわからなくても番手選択の助けになります。
ゴルフ用のレーザー距離計は目に入っても安全なレーザーを使用しています。
(念の為取扱説明書をご確認ください)
普段から使い続けないといざというときに迷う
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2020/12/adventure-4891499_1280-500x320.jpg)
コンペや競技など、ここぞというときにこそ距離が知りたくなるものです。
しかし、普段から距離計を使っていないと
表示された数値をなかなか信用できない事も出てきます。
見た目だともっと遠く見えるけど…
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2021/11/ym375010557211104222348.png)
前に打った人がが大きくオーバーしてしまったけど…
![](https://golf-mulligan.com/wp-content/uploads/2021/11/ym375010557211104223300.png)
計測方法さえ間違っていなければ、測定値は正しいです。
しかし、それを信じられるかは自分次第なのです。
ショット直前の迷いは良い結果を生みません。
日頃から自分と距離計どちらも信じられるようになっていることが大切です。
クラチャンが教えるゴルフのレーザー距離計 正しい使い方 まとめ
まとめ
- 測るべき距離はピンまでだけではない
- グリーンの前後の距離
- 入れたくない池やバンカー
- グリーン奥の林までの距離
- ドッグレッグの曲がり角
- レーザーは普段から使い続けて慣れておこう
- ルール改正で競技でもレーザー距離計が使えるようになった
レーザー距離計の実戦的な使い方はいかがでしたでしょうか。
ルールで使用が許可された距離計ですので、
上手く使ってマネジメント力のアップ、スコアアップを目指しましょう。
おすすめのレーザー距離計はこちら