この記事はこんな方におすすめ
- 真夏のゴルフでの必需品を知りたい方
- 暑い日にプレーがだれてしまう方
- 夏のゴルフプレー中に命を落としたくない方
近年の夏の気温は目をみはるものがあります。
ニュースをみていると例年体温を超えるような最高気温を叩き出していますよね。
ゴルフ場は日光を遮るものがなく,真夏はとても体力的にきついです。
実際,真夏のゴルフ場では熱中症で意識不明となったり脱水による心筋梗塞で救急車が呼ばれてしまうケースが多々あります。
ゴルフプレー中の年間死亡数は200人を超え,そこには30代の方もいらっしゃいます。
決して高齢者だけが気をつけていればよいわけではありません。
せっかくの楽しいゴルフが,最悪の一日になってしまいかねません。
真夏のゴルフでは快適にプレーするためだけでなく,命を守るためにも用意しておいたほうが良い物がたくさんあります。
3回クラブチャンピオンになったトップアマで医師の筆者が真夏のゴルフで必要な物を厳選しました。
目次
夏のゴルフ持ち物チェックリスト
まずはじめにチェックリストを載せておきます。
続けてそれぞれのアイテムの選ぶポイント,おすすめ商品を紹介します。
☑ | 飲み物 (スポーツドリンク、経口補水液) |
☑ | 帽子,キャップ |
☑ | 高機能ゴルフウエア |
☑ | 高機能インナーウエア |
☑ | クーラーボックス |
☑ | 保冷機能付きラウンドトートバッグ |
☑ | 保冷ボトル(水筒) |
☑ | 日焼け止め |
☑ | UVカットのリップクリーム |
☑ | タオル |
☑ | 日傘 |
☑ | サングラス |
☑ | アイスバッグ,氷嚢 |
☑ | ネッククーラー(冷却タオル) |
☑ | レインウェア |
☑ | 汗拭きシート・制汗剤 |
☑ | 汗に強いゴルフグローブとその予備 |
☑ | 着替え用のゴルフウェア |
ゴルフ中の熱中症対策 必需品 最重要グッズ
夏のゴルフで命を奪いかねない熱中症や脱水症状。
これを防止するためのグッズです。
絶対に忘れないようにしたいものたちです。
飲み物 (スポーツドリンク、経口補水液)
熱中症の最大の原因は水分の摂取不足です。
絶対に忘れないようにしましょう。
ペットボトル飲料を凍らせて持って行くと,冷えた状態が長続きするのでおすすめです。
注意
すべてのペットボトルを凍らせてしまうと最初の数ホールで十分な水分補給ができません
凍らせていないペットボトルも持っていたほうが安全です。
夏に飲むドリンクについては、OS-1やポカリスエットがおすすめです。
こちらの記事でその理由をお伝えしております。合わせてご確認ください。
帽子,キャップ
夏は日差しが強く,帽子をかぶった時とかぶらないときで,頭皮の温度が10℃も変わると言われています。
万一,打球事故があった場合でも帽子をかぶっていたほうがダメージが軽減されます。
色はできれば熱がこもってしまう黒いものは避けたいですね。
頭が蒸れるのが嫌な場合は,通気性の良い素材を使った製品にしましょう。
注意
サンバイザーは頭皮を直射日光から守ることはできませんので,
積極的にはおすすめしません。
高機能ゴルフウエア
各社から吸汗速乾や冷感・放熱機能付きのゴルフウエアが発売されています。
スポーツウエアでない普通のポロシャツはベタベタ肌に張り付いてスイングのじゃまをする上に,
汗の蒸発スピードが遅く,熱をうまく逃がすことができません。
スポーツメーカーの半そでのシャツはこのような機能が付いているものが多いです。
高機能インナーウエア
真夏では暑さのためインナーウエアを着ない場合も多いかもしれません。
しかし,高機能インナーウエアは着用したほうが効率的に汗を蒸発させてくれます。
これにより涼しさとサラサラ感を保ってくれるのです。
ゴルフでは肩まわりの柔軟性が大切になります。ものによっては肩まわりの動きが制限されてしまいます。
ゴルフウエアブランドのものがおすすめです。
ぜひとも夏のゴルフに持って行きたいアイテム
夏のゴルフに必携のアイテムを挙げていきます。
クーラーボックス
ペットボトル飲料を凍らせておいていても,カートにそのまま載せていると
ハーフが終わる頃には完全に溶けてしまい,場合よっては温まってしまうこともあります
ペットボトル用のクーラーボックスが備え付けられている場合もありますが,
すべてのゴルフ場で準備されているわけではありません。
保冷機能付きラウンドトートバッグ
保冷機能の付いたラウンドトートバッグもあります。
クーラーボックスはかさばってしまうと感じたり,小物用のトートバッグに飲み物を一緒に入れてしまいたい方はこちらもおすすめです。
また、このようなラウンドトートバッグは上級者へのプレゼントとしても適しています。
こちらの記事で上級者に送るプレゼントについて紹介しています
保冷ボトル(水筒)
クーラーボックスの保冷機能で満足できない場合は,水筒がおすすめです。
圧倒的な保冷機能で,氷と一緒に入れておけば夕方まで冷たさを保ってくれます。
真夏だとハーフ1L,ラウンドで2Lぐらいは用意しておきたいですね。
日焼け止め
真夏ではゴルフの翌日皮膚が真っ赤になったり,皮膚が剥がれてきたといった症状が出る場合があります。
日焼けはれっきとした「やけど」なのでしっかりとケアしましょう。
直射日光を浴びるので,できるだけ性能の高いものを使いましょう。
具体的にはSPF50〜50+,PA+++~++++の製品がおすすめです。
個人的にはよく伸びるジェルタイプのものが好きです。
- SPF:肌に赤みや炎症を起こさせ、肌を黒くするUVB(紫外線B波)を防ぐ効果指数
- PA:肌の弾力を失わせるUVA(紫外線A波)を防ぐ効果指数
またかなりの量の汗をかくのでウオータープルーフの機能を持ったものがおすすめです。
性能はクリームやジェルのほうが上ですが,手間がかかるのに加えて手がヌルヌルしてしまいます。
その場合はスプレーもおすすめです。
UVカットのリップクリーム
日焼け止めは塗ったのに,翌日唇がヒリヒリ…
こんな経験はありませんか?
最近はマスクを付けている時間が長いので皮膚が弱っています。
ゴルフ場でマスクを外してプレーするときはUVリップを必ずつけるようにしましょう。
日焼け止めの機能を持ったリップクリームがおすすめです。
タオル
汗が垂れてくるとゴルフに集中できません。
また,ベタベタした汗はさらさらの汗に比べて乾燥しにくいです。
吸収力の高いタオルがおすすめです。
何枚か持っていたほうが安心です。
あると便利なアイテム
必ずしも必要ではありませんが,持っていると快適にゴルフが楽しめるグッズを挙げていきます。
日傘
環境省から日傘をさすと3~7℃体感温度が下がると言われています。
8月の最高気温35℃が6月の最高気温の30℃まで下がるようなイメージです。
直射日光がないと,風が特に涼しく感じられます。
よりしっかりと日光を遮る効果の高めた表面が銀色に加工されているものを選びましょう。
ゴルフ用の日傘は雨の日でも使えるので,私は1年中ゴルフバッグに入れています。
サングラス
日の光が強い夏場では草や水面の反射が強く気になる場合があります。
そんな時にサングラスがおすすめです。
偏光レンズが採用されていると,乱反射が抑制されて,芝目が見えやすくなります。
実は冬場では日が低くなるので,帽子やサンバイザーで遮れない朝日や夕日が眩しい時に重宝します。
一つ持っていると1年中活躍するグッズです。
注意
色が濃ければUVカット効果が高いと勘違いされやすいですが,
実は品質の低いものには色は濃くても全然UVカットがされていないものもあります。
眩しくないから直射日光を目に入れられる分,より危険です。
「UVカット」が明記されている商品を購入しましょう。
アイスバッグ,氷嚢
氷嚢は体の形にそって当てることができるため,冷却効果が高いです。
特に脇の下,首筋,足の付根など太い血管が体表近くを通るところに当てるのがおすすめです。
結露しにくい表面加工されたものがおすすめです。
ネッククーラー(冷却タオル)
首元は太い血管が通っており,ここを冷やすと全身を冷却することができます。
水で濡らすだけで氷がなくても使えるので、ラウンド中でも水道があるところで使えるので便利です。
スタイリッシュなものがゴルフアパレルメーカーから出ています。
レインウェア
夏はにわか雨が多くなります。レインウエアは忘れず持って行きましょう。
夏はにわか雨で土砂降りとなることも,耐水性能が高い方がよいですね。
さらに透湿性能(湿気を外に逃がす機能)が高いものは
肌にベタベタ張り付かないのでスイングの邪魔になりません。
・耐水圧: … 水を通さない機能
おすすめの値:20,000mm
・透湿性: … 湿気を外に逃がす機能
おすすめの値:20,000g/m2・24h
→レインウエアに数字が書いてあったら「20,000」以上のものを選ぶ!
ゴルフ用のレインウエアでは次のような機能がついているものがおすすめです。
・袖取り外し可能
・ウエスト調整機能
・股下調整機能
・貫通ポケット
裾が取り外せると、夏は半袖のレインウエアとして使えます。
また、貫通ポケットはレインウエアを着たまま下に履いているパンツのポケットにアクセスできます。
レインウエアを着たり脱いだりするときにポケットのものを毎回移すのは大変なので、必須な機能です。
更にストレッチ素材のものはスイングを邪魔しないので、これまでレインウェアを着ると体が回しにくいと感じていた方におすすめです。
汗拭きシート・制汗剤
ハーフ休憩のタイミングで体の汗を拭いておくと気持ちが良いです。
べたつきも軽減されて,ウエアが肌に張り付くこともなくなります。
大判のものだと1枚で顔だけでなく腕や体までふけるのでおすすめです。
汗に強いゴルフグローブとその予備
真夏はグローブも汗でぐっしょりになることが多いです。
フィーリング重視の天然皮革のグローブは水分を含むと途端に滑るようになってしまいます。
真夏は「雨に強い合成皮革のグローブ」がおすすめです。
また複数枚持っておくと,ローテーションして乾かしながら使えるのでパフォーマンスを一定に保てます。
おすすめはフットジョイのウェザーソフです。雨での滑りにくさは圧倒的です。
ゴルフグローブの選び方はこちらの記事で紹介しています。
着替え用のゴルフウェア
汗だくになると,ウエアもびしょびしょに。
色が濃い目のシャツだと乾いた時に塩を吹いてしまうことも…
ハーフ休憩で着替えるのが良いですね。
足がつってしまう方は漢方の「芍薬甘草湯」がおすすめ
真夏の暑いとき、汗をたくさんかくと足がつりやすくなります。
こちらの記事で漢方の芍薬甘草湯を医師からの視点で紹介しています。
夏のゴルフ持ち物チェックリスト まとめ
もう一度持ち物チェックリストを載せておきます。
☑ | 飲み物 (スポーツドリンク、経口補水液) |
☑ | 帽子,キャップ |
☑ | 高機能ゴルフウエア |
☑ | 高機能インナーウエア |
☑ | クーラーボックス |
☑ | 保冷機能付きラウンドトートバッグ |
☑ | 保冷ボトル(水筒) |
☑ | 日焼け止め |
☑ | UVカットのリップクリーム |
☑ | タオル |
☑ | 日傘 |
☑ | サングラス |
☑ | アイスバッグ,氷嚢 |
☑ | ネッククーラー(冷却タオル) |
☑ | レインウェア |
☑ | 汗拭きシート・制汗剤 |
☑ | 汗に強いゴルフグローブとその予備 |
☑ | 着替え用のゴルフウェア |
真夏のゴルフでは冒頭にお書きしたように命を落としかねません。
緑が深くなり、晴れ渡った青い空のもとゴルフをするのはとても気持ちが良いです。
ぜひ健康に気をつけてラウンドを楽しんでください。